インドのHPCL、ここ10年で最大の四半期利益を記録
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インドのHPCL、ここ10年で最大の四半期利益を記録

Jul 25, 2023

[ベンガルール 8月2日 ロイター] - インドのヒンドゥスタン石油公社(HPCL)(HPCL.NS)は水曜日、マーケティング利益率の向上と原油価格の下落に支えられ、ここ10年以上で最大の四半期利益を記録した。

国営精製会社は6月30日終了の四半期に620億4000万ルピー(7億5080万ドル)の純利益を計上し、前年同期の1019億7000万ルピーの損失から、2013年3月以来の最高益を記録した。

リフィニティブのIBESデータによるアナリスト予想の495億9000万ルピーも上回った。

HPCLを含む製油会社は、同四半期の原油価格が前年同期比で平均30.6%下落したことから恩恵を受けた。

インドの燃料小売業者は昨年、原油価格が高騰し、ロシアのウクライナ侵攻でサプライチェーンが打撃を受けたため、赤字で燃料を販売した。 アナリストらによると、両社はマーケティング利益率の向上により、同四半期に損失の一部を取り戻したという。

HPCLの投入コストは12.5%減少し、総経費は17.8%減少して1兆1100億ルピーとなった。

製品の売上高は、同業のインディアン石油会社(IOC.NS)やバーラト石油会社(BPCL.NS)と同様に、わずかに減少して1兆1900億ルピーとなった。

しかし、同社は四半期の国内販売量としては過去最高となる1,143万トン(MMT)を記録した。

同社のマーケティング部門も、10.7%増となる11.85MMTという過去最高の四半期売上高を記録した。

同社によると、平均粗精製マージン(1バレルの石油から精製製品を製造することで得られる利益)は、1年前は1バレルあたり16.69ドルだったのに対し、当四半期は1バレルあたり7.44ドルとなった。

先週は他の国営石油精製会社インディアン・オイルとバーラト・ペトロリアムもマーケティング利益率の向上で利益を計上した。

HPCLの株価は決算を前に3%安で取引を終えた。 6月四半期の株価は15.6%上昇した。

(1 ドル = 82.6370 インドルピー)

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